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atsukohoshi

驚きの「年越し」習慣 in Brazil

更新日:2023年5月29日

Oi gente!!!! Tudo bem?

ブラジルの空が懐かしくなり、ついついYouTubeで動画を見たり、写真をみたりします。 皆さんも空が好きですか?個人的には、ブラジルの夕日が大好きです💕


昨年末にタイから来日した姪ご夫妻は、日本でお正月を過ごし、日本の文化を少し経験していました。とは言っても、日系3世である姪は、ブラジルでも年越しそばを食べたり、餅つきもをしたり、お年玉をもらっていたので、彼女にとって日本のお正月は、さほど珍しいものではなかったように思います。


しかし彼女が育った環境では、お節料理を食べる習慣がなかったため、見たことのない料理が詰まっているお節料理を食べるのに、少し躊躇していました。黒豆と紅白なますは喜んで食べていましたが、やはり初めて目にするお節料理はハードル高かったみたい🤔


お雑煮は慣れているお餅なので美味しそうに食べてくれました😊



ブラジルのお正月というと、白い洋服、花火とシャンペン。海沿いに住んでいる人達は夜中の12時に花火を打ち上げるので、晩御飯を食べた後、海岸へ行きます。リオやサルバドール、サントスなどのビーチに白い服を着た多くの人が集まり新年を迎えます。私もサントスに住んでいた頃は、白い服を着ていつもビーチに行っていました😊


下の動画はYouTubeで見つけたものですが、ブラジルの大みそかの様子がよくわかります。長い動画なので、私も全部は見てませんが(^^;、白い服を着ている方が多く出歩いている様子がよくわかると思います。ちなみに、誰もマスクしてませんね。


白い洋服を着る習慣は「平和」・「グッドラック」・「幸せ」な一年を迎えるためと教えられてきました。


でもこの習慣はどこから来たのでしょうか🤔?

この習慣、実はカンドンブレウンバンダなどのアフリカ由来の宗教を起源とするもので、海の神であり漁師の守護聖人であるイエマンジャを崇拝するために生まれたものと言われています。 女神を称える式典では、人々が白い服を着てお供え物をするそうで、そのお供え物が海に流されていった場合は、人々の願いがイエマンジャによって叶えられるけれども、ビーチに戻されてしまった場合には、その願いが拒否された、とされているようです。


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過去、カンドンブレを崇拝する方々が、ブラジルの海岸で大晦日に儀式を行った様子が大変美しく、その様子が瞬く間に全国に広がり、全国的な習慣になったようです。


この習慣が何年にもわたって繰り広げられていく中で、白い服を着ることの意味も変化してきました。引き続き、宗教的な意味合いから白い服を着る方も多くおりますが、宗教に関係なく、白が「繁栄」、「平和」、そして始まろうとしている新しいサイクルに「良いエネルギー」をもたらすと信じて着る方も多いように感じます。


新年を迎えるにあたり、ブラジルで見られるもう 1 つの伝統的な習慣は、同じくウンバンダを起源とするもので、大晦日に波打ち際で「7つの波」をジャンプし飛び越える習慣です。 ジャンプはイエマンジャを称えるもう 1 つの方法であり、ジャンプをするたびに、女神に祈りを捧げるという宗教的な儀式が由来となっています。


また、白い服の下に、新しい年への願いを込めて、自分の願いに合った色の下着を身に着ける人も少なくありません。例えば黄色の下着を着ると金運、ピンクや赤の下着を着ると恋愛、青の下着を着ると穏やかな一年が叶うとされています。


 

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