Oi gente! Tudo bem?
昨日は都内でも積雪があり、雪に慣れていない私は、道路を歩くにも一苦労でした😅。アップアンドダウンの天気が続きますが、皆さん体調を崩していませんですか?
日本に来て、非常に驚いたのは、この雪❄️でしたが、そのほかに驚いたのはブラジル音楽のファンが多いこと❗️ でした。
日本の歯科大学に留学していた当時、同じ医局にいた先生がボサノヴァが好きで、たくさんのCDを持っていてビックリしました。その他にも親戚や知り合った方々がボサノヴァにハマっていたことを覚えています。
一方、私がブラジルに住んでいた頃、すなわち大学を卒業するまで、実はボサノヴァを聴くことは稀でした。ですから、私がブラジル出身と知るやいなや、急にボサノバの話を振られるのですが、日本の方々の方がボサノバの歌手や音楽を知っていて焦っている自分がおりました😅。
当時のブラジルでは洋楽、大学のイベントでは「sertanejo」いわゆるカントリーミュージックや「MPB(musica popular brasileira)」が流れることが多く、ボサノバが流されることは、あまり一般的ではなかったですね。また、ブラジルに住む日系人の間で人気の音楽は、J-popや日本の歌謡曲。私の青春時代は松田聖子、中森明菜・チェカーズ・少年隊などがメインでした😁
このように、実はブラジル音楽に詳しくない私ですが、今回ご縁がありまして、素敵な方にブラジル関連コンサートに招待されたのですが、観客を見ると皆さんとてもリズムに乗っていて、満面の笑顔😀。改めてブラジル音楽ってすごいな〜と感じました!!
また、昨年は初めてボサノヴァのコンサートにも行きました。有名な小野リサさんのコンサートでしたが、彼女の透き通った声に感動!!!でした。
ブラジル出身でありながら、実はブラジル音楽を良く知らなかった私ですが、一気にブラジル音楽に目が覚め、色々調べたら、実はブラジル音楽と一言で言っても、種類が豊富でサンバ、ボサノヴァからセルタネージョ、フォホ、MPB、ロック、ラップ等が、様々なジャンルがあることを知りました。
また北東部ではへペンチ(repente)と言う二人組が楽器を弾きながらその場で作曲するというスタイルにも出会いました😀。聞いてみると、現代のラップ的な感じでした(リズムは違いますが)。
そこで、今回は私もよく知らなかったブラジル音楽について、調べてみました。
まず、先ほど出てきた「Sertanejo」 。これは、カントリー ミュージックのスタイルで 1910 年代にブラジルで始まり、田舎や都会の作曲家によって、主にカイピラ ヴィオラ(ギター)を使用して制作されました。
Sertanejoにはいくつかの種類がありますが、現在、ブラジルで最も聴かれている種類は大学のカントリーミュージックです。 90 年代には、このジャンルは、特にチタオジーニョとショロロ、レアンドロとレオナルドなどのデュオによって脚光を浴びました。 その時から他のデュオも登場し、国内のカントリーミュージックの人気がさらに上がっていきました。
最近では女性デュオが登場し、カントリー ミュージック シーンで成功しており、女性ならではの世界観をこの分野に取り入れています。
次に、MPB (música popular brasileira) 。これは、ブラジルだけでなく世界中で最も評価されている音楽ジャンルの 1 つです。 1960 年代半ばにボサノバの派生として出現し、真の国民的スタイルとなるべく、さまざまな音楽の影響を受けました。1964 年の軍事クーデターの際には、このタイプの音楽が弾圧との戦いにおける強力な手段となりました。 ミュージシャンたちは、挑戦的な内容で、社会的不正義とこの国に押し付けられた独裁制に対して立ち上がったのです。
MPBの歴史や当時の社会政治的文脈において非常に重要なアーティストであるシコ・ブアルケ、カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジルは亡命を余儀なくされました。他の著名なアーティストには、エリス・レジーナ、ジャヴァン、ミルトン・ナシメント、ガル・コスタ、マリア・ベサニアなどがいます。
次はお待ちかねのBossa Nova。ボサノバは 1950 年代に出現したブラジル音楽のジャンルで、ジャズとサンバを穏やかなメロディーで融合するとともに、会話的な口調と日常的なテーマを組み合わせた歌詞が特徴です。このジャンルのビッグネームはジョアン・ジルベルトですが、トム・ジョビン、ナラ・レオ、ヴィニシウス・デ・モラエスなど、他のミュージシャンも傑出しています。
そして、ブラジルといえばSamba。Sambaはブラジルの完全なオリジナル音楽ですが、植民地時代にアフリカから来た黒人達によって作られているため、アフリカ音楽の影響を受けていることは間違いありません。今ではブラジルを代表する音楽ですが、できた当時の黒人の社会的地位の影響から、主に白人社会から疎外され、劣った文化とみなされていました。 しかし、人種差別がなくなっていく中で、その独特の音楽が広く国民に受け入れられ、今ではブラジル人のアイデンティティの一部となり、特にバイーア州のサンバ デ ローダやリオ デ ジャネイロのサンバが世界的にも有名になっています。そして、このサンバ デ ローダは2004年にブラジルの文化遺産として認められ、2005年にはユネスコ人類伝承無形文化財に指定されるまでになっています。一言でサンバと言っても、実は長年にわたって、いくつかのジャンルに分かれており、いまでは次のように細分化されています。
サンバ デ ロダ
パゴダ
アルトパーティーサンバ
サンバプロット
サンバソング
サンバ・デ・ブレク
サンバ デ ガフィエイラ
サンバを演奏する歌手や作曲家はたくさんいますが、このジャンルにおける著名人としては、アルリンド クルス、アルシオーネ、パウリーニョ ダ ヴィオラ、マルティーニョ ダ ヴィラ、ベス カルヴァーリョ、パウロ セザール ピニェイロ、クララ ヌネスなどが挙げられます。
最後はForró です。Forró と言うのは、フォロ スタイルの音楽とダンスのことを指しており、ブラジル北東部地域の典型的な文化表現として有名です。6 月のフェスティバルやスクエア ダンスでよく演奏されます。この音楽もブラジル全土で人気がありますが、主に 1960 年代〜 1970 年代に、より良い生活環境を求めて出身地を離れた北東部の出身者が国中へ広げていったと言われております。歴史家で人類学者のカマラ・カスクード氏によると、フォルロという用語は、楽しい、パーティーを意味する「フォルロボド」という言葉に由来しているとのこと。
フォロの楽器のベースはザブンバ、トライアングル、アコーディオンで、それらは、ホーテ、バイアン、シャシャドのリズムに細分化されています。 時間が経つにつれて、他の楽器や特徴もこのタイプの音楽に組み込まれ、1990 年代に登場したユニバーシティ フォロやエレクトロニック フォロに繋がっています。伝統的なフォロの代表者としては、ドミンギーニョス、ルイス ゴンザーガ、ジャクソン ド パンデイロといったアーティストが有名です。
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